Iカップの子を指名した話

きっかけは大学時代の先輩に勧められたからだった。

 

「○○って店は可愛い子多いし、ハズレは少ないよ。」

 

それを聞いた自分は、さっそくホームページへアクセス。50人は超えるであろう嬢が画面に映る。自分が見ているのはもちろん、バストサイズだ。

 

これまで指名してきた風俗嬢で一番大きかったのはHカップだった。1人は激安ソープのデブ。1人は飛田新地のスレンダーHカップ

 

分かっている。巨乳指名=デブ指名になりがちだってことは。でも、四六時中デカいおっぱいで頭が埋め尽くされている自分にとって、巨乳指名は避けられぬ運命-destiny-なのだ。

たとえそれで、デブが出ようとも。

 

決意を新たにし、在籍嬢一覧を眺めていると、Iカップの子がひとり。

ネット情報によると、Hカップ以上は0.2%しかいないようだ。偏差値に例えるなら文句なしの東京大学。いや、ハーバードも夢ではない。

 

「この子しかいない。」そう決心して予約の電話を入れた。

 

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たどり着いたのは某レンタルルーム。出張型なので、わざわざ怪しい風俗街まで行かなくていいのが嬉しいが、狭い。とにかく狭い。いわゆる「ヤリ部屋」ってやつか、と感動していたら嬢が到着した。

 

 「こんにちわ~」

そう言って入ってきた子は・・・デブではなかった。見た目も悪くない。俺は勝利を確信した。

 

とりあえずの世間話をした後、嬢から「今日は~どういうことがしたいですかぁ~?」と切り出してきた。

 

出張型の場合、表向きは本番を想定していないが、追加料金を支払えば、本番まで行けることが多い。そして、種付け願望のある自分は本番がしたくて仕方がなかった。

 

だから当然

「エッチなことが・・・したいです・・・。最後まで。」

と頭を下げて正直に答えた。

嬢も追加料金上限までもらえるからか笑顔。

 

財布から3万7千円が消えた瞬間だった。

 

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 シャワーを浴びたら、そこには乳があった。谷間のある乳。俺は感動した。

「いつからこんなに大きくなったの?」

「こんなに大きいと肩凝らない?」 

巨乳を見ると聞かずにはいられない。AVの見すぎだってのは分かってるんだけど。 

 嬢は笑って受け流していた。接客スキル、優勝。

 

 一通り触った後、ブラジャーを外し、すかさず俺はブラジャーのタグを見る。

そこには「バスト:I」の文字。たまらなく興奮する。

 

自分には「ブラジャーのタグを見る」という性癖がある。 

ブラジャーのタグは、「本当にこの子のおっぱいは○○カップなんですよ」という証明になる。医師免許証とか、弁護士バッジみたいな客観的証明力を持つのだ。 

目の前にある爆乳に対して、直感的に「デカい」と分かるうえに、論理的に「デカい」と感じられる貴重な手段。俺はブラジャーのタグを愛している。

 

そうやってタグを見て、オタク特有の気持ち悪い笑顔を浮かべている自分を、嬢がどんな顔で見ていたかは分からない。

だって、ブラジャーのタグに夢中だったんだから・・・。

 

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念願のパイズリをしてもらい、いよいよ本番へ。

ゴムを自分でつけて挿入する。ここから先はただ単に腰を振っているだけになるのだが、風俗ではいつも

 

自分「あ、イキそう」

嬢「いいよイッて!」(意訳:さっさと終わらせろ)

という問答があり、そこで早く終わるのがもったいないので(俺は早漏)、動くのを止めてニタニタしてると、嬢が心底嫌そうな顔をするのだ。たまらない。

 

ここでも同じことをやった。

本気で嫌な顔をされた。お前ふざけんな殺すぞ的な。

ありがとうございます。ちんちんの励みになります。

 

 いよいよイキそうになったとき、ある想いが頭をよぎった。

(お気に入りのAVはおっぱいに射精して終了だったな。あれをやりたい)

 

自分「イキそうなんでおっぱいに射精(だ)していいすか」

嬢「別にいいですよ」

 

決まった。

俺はIカップの爆乳に狙いを定めた。動きを速めて

 

「イク・・・」

腰を引き抜き、ゴムを一気に外して・・・・。

 

取れない。全然取れないのだ。こんなにゴムって硬いのか。

いやお前、AV男優は一瞬で外してるだろうが。野獣先輩だってすごい勢いでゴム外してるだろうが。どうして取れない?

電源が切れて動かなくなったエヴァに癇癪を起こしているシンジ君みたいに

「取れろ!取れろ!取れろ!今取れなきゃ何もならないんだ!今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ!(精子

 

しかし想いは虚しく、我がエヴァンゲリオン初号機は無事暴走し、ゴムの中にLCLが溢れ出した。

もはや投げやりになりながらおっぱいへ移動し、そこでようやくゴムが外れた。

 

さすがに一週間射精管理しただけあって、すごい射精(で)ていた。情けない射精をした自分を見て嬢は

「あははフェチだね」と営業スマイルを浮かべていた。

ちょっと気持ちよかった。

 

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 「ありがとうございました~」

 

嬢にお礼を言って、レンタルルームを後にする。

交換したLINEには「マイメロ」の文字。やっぱこういうとこにいる子ってメンヘラなのかな、と思った。 

 

喉が渇いた。自販機に売ってたメロンソーダを飲んで「あ~~~。セックスのあとのメロンソーダ、おいしい」と言って、帰路についた。

 

次は、Jカップ以上の子を指名しよう。常に向上心を忘れない意識の高い自分は、心にそう誓った。